セキセイインコ・雨の精巣腫瘍の発見と経過について~治療法や精巣腫瘍に効くといわれているサプリも紹介~
我が家には2023年6月で2歳になるセキセイインコの雨がいます。
2023年4月、彼が精巣腫瘍だと診断されました。
それまでの過程や、獣医師から聞いた治療方法、腫瘍に効くサプリなどをお伝えします。
同じような状況にいる方に、何かしらのヒントになれば嬉しいです。
2023年2月末雨の鼻が茶色に変色
セキセイインコの男の子は、ろう膜と呼ばれる鼻が青色です。
セキセイインコのカラーの種類により青色じゃない仔もいるそうですが、大半は青色です。
雨も青色だったのですが、2023年2月末に、そのろう膜が茶色になっているのに気づきました。
「男の子のろう膜が茶色になったらそれは精巣腫瘍の可能性がある」
ということを、ネットなどから知識として知っていました。
そのため、これはヤバいのではないか、と感じネットでさまざまな情報を集めはじめます。
2023年3月地元の動物病院を受診
ネットで情報を集めるのと並行して、動物病院を受診しようと思いました。
しかし地方在住のため、住んでいる地域には小鳥専門の病院はありません。
専門じゃないけど、とりあえず小鳥も診るよ
という病院に電話してみて、
「ろう膜が茶色になっていて、精巣腫瘍かもしれないと思っているのですがレントゲンとかとってもらえるのでしょうか?」
と電話で聞くと、受付の方が「大丈夫ですよ」とのこと。
診てもらえるんだと思って、雨を連れて行くと先生から
「うちでは診れないし、レントゲンもとれませんねー」
と言われ、診察料の千円を払って帰ってきました。
あれ?受付の人・・・???
そしてその先生から、詳しく検査したいなら隣の県の○○病院に行ってください、と。
そこが一番小鳥を診察できる病院なのだそうです。
ただ、その病院までは遠いのです。
たまにSNSで高速で4時間かけて小鳥の病院に行ってきましたなんて方もいて、それに比べれば近いのですが……
私が個人的な事情で高速を運転できず、となると選択肢は2つ。
夫に連れて行ってもらうか、電車で行くか。
私が連れていける範囲での病院も探して、診察できるかメールで聞いてみたのですが、やはり鳥専門でないと、小鳥の精巣などを写せるレントゲンもないようでした。
手術はしない選択を
ネットでの情報によると、小鳥の精巣腫瘍の根本治療は手術しかないそうです。
その手術ができるのは日本中で横浜小鳥の病院、1カ所のみということ。
https://yokohamabirdclinic.jp/testiculartumor/
そして、ここにもあるように成功率が高い術式ではないということ。
総合的に考えて、もし雨が精巣腫瘍でも手術をしないという結論に達しました。
そう決めると、次の課題です。
手術をしないのであれば、雨のために今何ができるか、が重要になります。
小鳥の精巣腫瘍に効果があるという口コミのサプリを購入
さらにネットで調べていると、小鳥の精巣腫瘍に効くというサプリを発見しました。
https://item.rakuten.co.jp/yuki-animalfood/276329/?s-id=review_PC_il_item_01#276329
本来はワンちゃん用だそうですが、口コミに「小鳥の精巣腫瘍に効きました」とあります。
何もしないよりはと思い、こちらを購入し、その日からずっと毎日食べさせています。
隣の県の、小鳥の病院を受診
ネットで情報を調べつつ、夫のスケジュールが空いた4月1日、隣の県の病院に雨を連れて行きました。
レントゲンをとったのですが、雨の腫瘍は正常範囲の大きさでした。
しかし診断結果は、精巣腫瘍。
「ろう膜が茶色になったという時点で、精巣が正常範囲だとしても精巣腫瘍という診断ですか?」
とお尋ねすると「そうです」とのこと。
先生のお話をまとめると
- 今は、精巣は正常範囲、しかし、いつ精巣が大きくなってくるかわからない
- 何か月後かもしれないし、何年後かもしれない
- 精巣が大きくなると、体内の他の器官を圧迫しするため食欲不振や吐き気、神経を圧迫するため足の痛みなどの症状が出てくる。(どんな症状が出るかはその仔による)そうなったら、それに対処する
ということでした。
さらに私も
- 手術できるのは横浜小鳥の病院だけですか?
ということを念のため確認し、
「手術はしません。私が今雨のためにできることは何でしょうか?」
とお尋ねしました。
一つはアガリクスのようなサプリを飲ませること。
もう一つはホルモンの薬を飲ませること。
ということでした。
私がアガリペットを食べさせているというと、それでOKとのこと。
ホルモンの薬を飲ませるかどうかで、飲ませたら効果があるのか聞いてみると
「効果があった仔もいるし、なかった仔もいる」とのことでした。
ということはやっぱり結局何もわからないということですよね……
しかし、できるだけのことはして自分自身に後悔を残したくないと思ったのでお薬ももらって帰ってきました。
それから約2カ月、毎日アガリペットとホルモンの薬を飲んでいます。
今のところはとても元気です。
精巣腫瘍の原因は?ちょっと心が軽くなる横浜小鳥の病院・海老沢院長の言葉
一緒に暮らしている小鳥さんが病気になってしまったら、自分の飼育方法が悪かったのだろうかと心がチクチク痛みますよね。
横浜小鳥の病院海老沢院長によると、精巣腫瘍は遺伝の可能性が高いそうです。
そう知ると少しだけ心が軽くなります。
雨のQOL向上のために
今は、雨は元気ですが、いつ精巣が大きくなるか誰にもわかりません。
私のできることをして、我が家に来てよかったと少しでも思ってもらえるように一緒に楽しく過ごしていきたいと思っています。
同じような状況のみなさん、一緒に諦めず、今できることをしていきましょう!!
今回お伝えしたのは、あくまでも雨のケース、私の決断なので、みなさんもご自身の愛鳥に一番いいと思う選択をされてください。