中国の新年は日本の新年とどう違う?知ると面白い3つのポイント

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2021年が幕開けして、はや1カ月がたとうとしています。年末年始のお休みもとうに過ぎ去り、次の連休はいつかしらとカレンダーをめくってみたり。日本ではそんな感じですが、中国ではまだ年が明けていません。

実は中国では旧暦でお正月をお祝いします。日本でいうところの旧正月ですね。「春節(しゅんせつ)」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。その春節が中国の新年です。

中国の新年と日本の新年、日にちが違うだけでもびっくりですが、国が違うので当たり前にお正月の習慣も違います。「中国の新年てどんなことするの?」と知りたくありませんか。この記事では知ると面白い中国の新年の3つのポイントを解説します。その3つとは「新年の休暇と行事」「新年の挨拶」そして「新年の習慣と食べ物」です。

ポイント1:中国の新年の休暇と行事は?

2021年の春節は2021年2月12日で、その12日を挟んで、2月11日から17日まで7連休です。ただし2月7日(日)と2月20日(土)は振替出勤となり、仕事や学校があります。7連休を確保するために、振替出勤をするというのは面白いですね。

春節に関連する行事としては、まず1週間前くらいから大掃除や、年始の買い物が始まります。帰省する人は帰省準備を始めるでしょう。この時期の公共交通機関は大混雑となります。

今年は2月11日が大晦日です。この日は赤い対聯(ついれん)と言われる、門や入口などの上と左右に、対になった縁起の良い言葉を貼ったり、赤いランタンを飾ったりします。そして大晦日は家族みんなで集まってご飯を食べる家族団らんの日です。夕方からは日本の紅白歌合戦のような年末の特別番組を見る人も多いでしょう。

春節2日目は友人や親戚を訪ねます。5日目はお金の神様「財神」を迎える日です。春節から数えて15日目の満月の日は元宵節(げんしょうせつ)と言い、春節に続く大切な日となります。2021年の元宵節は2月26日です。ランタンを飾ったり「元宵(ユェンシャオ)」と呼ばれる団子を食べたりします。この日が過ぎると春節の一連の行事は終了し、春の足音が聞こえてくるでしょう。

ポイント2:中国の新年の挨拶は?

日本の新年の挨拶といえば「あけましておめでとうございます」ですね。中国語ではいくつか言い方があります。「新年好」「过年好」「新年快乐」「春节快乐」これらはすべて日本語の「あけましておめでとうございます」です。

この中で「新年快乐」「春节快乐」は年が明けていなくても使います。つまり「良いお年をお迎えください」のような感じでも使えるのです。

この他にも「恭喜发财(お金持ちになりますように)」、「身体健康(健康でありますように)」、「万事如意(すべてが上手く行きますように)」なども新年の挨拶として使われます。

ポイント3:中国新年の習慣と食べ物は?

 日本の新年は、日本独特の習慣と、新年に食べる決まったものがあります。中国ではどうなっているのでしょうか。中国の新年の習慣と食べ物を紹介します。

習慣

大晦日から新年にかけては「守岁shousui」という風習があります。これは大晦日に寝ないで朝まで起きていることです。

昔々中国に「年」という怪物がいました。その怪物は年に1度現れて悪さをします。人々は「年」を恐れて家に閉じこもり、一晩まんじりともせずに「年」の襲撃に備えました。これが「守岁」の始まりとされています。この日が過ぎた旧暦の1月1日、みんなは外に出て親戚や友達を訪問し、食べられなかったことを祝いあったそうです。

この話には続きがあり、ある年、一つの村が「年」に襲われました。村人はみんな食べられましたが、赤い服を着ていた新郎新婦と爆竹で遊んでいた子どもは助かった。その後「年」が嫌うものは「明かり」「赤色」「音」とわかり、そのため新年のたびに、門に赤い対聯(ついれん)を貼り、赤いランタンを掲げ、爆竹を鳴らすようになったのだそうです。

お正月と言えばお年玉。この習慣は中国も同じです。中国のお年玉は「压岁钱」と言い、「压岁钱」の物語にも怪物が登場します。その物語の怪物は「祟」。「祟」は子どもを襲う怪物です。しかし、子どもの枕の下にキラキラ光るお金を置くと襲われません。そのお金が「祟」をやっつけるということで、「压祟(祟をやっつける)钱」となり、「祟sui」と「岁sui」が同じ音なので「压岁钱」となったそうです。物語では枕の下とありますが、今は手渡しで「压岁钱」を渡します。

料理

日本ではお正月にお節料理を食べますね。中国でも春節に食べる決まった食べ物があります。中国の北方では春節と言えば水餃子です。餃子の形が中国の昔のお金・元宝と似ていることから縁起を担いで春節に餃子を食べます。

魚料理も縁起物として食べます。「年年有余」という言葉があり、これは「毎年お金が残り、ゆとりある生活ができる」という意味です。この「余yu」と「魚yu」が同じ発音なので、縁起が良いとされ、大晦日に食べられます。

中国の南方では「年糕niangao」と呼ばれるお餅を食べます。これも「年年高nianniangao(仕事や生活が年々良くなる)」という願いが込められているのです。

日本のおせちも、例えば黒豆は「まめに働く」、レンコンは「将来の見通しが良い」などの意味で食べますが、中国でも同じだということですね。

時代の波で変化する中国の新年事情

このような伝統的な春節関連のもろもろも時代の波により年々変化しています。例えば春節の連休に帰省せずに旅行する人が増えているようです。「あけましておめでとう」の挨拶も中国版LINEのWechatで連絡したり、お年玉も電子マネーであげたりします。中国の春節と言えば爆竹ですが、環境汚染などの理由で大都市では何年も前から爆竹禁止です。

時代により変わっていくこともありますが、新年を新たな気持ちで迎えて、また1年頑張ろうという気持ちはどの国、どの時代でも変わらないでしょう。

中国の新年の知ると面白い3つのポイントを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。お隣の国でも知らないことはたくさんありますね。この記事によって少しでも中国に興味を持ってくれれば嬉しいです。

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